鬼束ちひろさんが2021年11月28日に、救急車のドアを蹴って器物損壊した罪で現行犯逮捕されたとのショッキングなニュースが舞い込んできましたね。
状況は穏やかではないですが、そんな鬼束ちひろさんの過去の代表作品「眩暈(めまい)」の歌詞の意味について再び注目が集まっています。
改めて「眩暈(めまい)」の歌詞の意味とその世界観に着目すると、鬼束ちひろさんの天才シンガーとしての魅力が再確認できました。そこで、
- 鬼束ちひろの歌詞の世界観が天才的?「眩暈(めまい)」の歌詞の意味は?
- 鬼束ちひろの歌詞の世界観に魅了されたファンの感想口コミは?
について考察してみました!
もくじ
鬼束ちひろの眩暈の歌詞の意味は?天才的な世界観が魅力的!
鬼束ちひろさんの「眩暈(めまい)」と言えば、2001年に発売された曲で、作詞・作曲を鬼束ちひろさん自身がされた4枚目のシングルですね。
いま改めて聴いても、イントロからとっても穏やかなバラードで、それでいて、その歌声には鬼束ちひろさんの内に秘めた力強さを感じさせるようでとってもステキな曲!
歌い方もどこか淡々としていますが、聴き手に色々な世界観を連想させて温かい気分にさせる、そんな名曲のひとつだと言えますよね。
そんな「眩暈(めまい)」の歌詞の意味について疑問を持つ方も多いようなので考察してみることにしました!
タイトル「眩暈(めまい)」
曲のタイトルにもなっている「眩暈(めまい)」、その意味辞退は、”目がくらみ倒れそうになること”。
眩暈がするほどの恋愛をしてしまった、そんな”貴方(あなた)”に出会ったというところでしょうか。
鬼束ちひろさんの曲作りは、必ず歌詞先行で作ってその次にその歌詞に合せて作曲をするそうです。
歌詞を最重要視されていて、歌詞と曲の世界観が合わない場合は”歌詞の世界を壊したくない”として、歌詞を変更することはいっさいなく曲の方を変更するんだそう。
この「眩暈」でも歌詞から作られたとすれば、鬼束ちひろさんの実体験が投影されているのかもしれませんね。
「貴方」という存在
貴方の声が腕が背中がここに在って
私の渇いた地面を雨が打つ₋引用元:眩暈/作詞作曲:鬼束ちひろ
”貴方(あなた)”という人に出会って、それまで乾ききった自分の心が救われて、洗われていくような様を、”渇いた地面を雨が打つ”と表現したのでしょうか。
出会った”貴方(あなた)”という人はこの主人公にとって救いの人・オアシスのような存在だったのでしょうね。
また、この”貴方”と主人公の対比がとても明確に表れています。
卑屈になって叫ぶ私を
縛り付ける前に 優しくなんかしないで…
邪魔なモノはすぐにでも消えてしまうの
ガラクタでいさせて₋引用元:眩暈/作詞作曲:鬼束ちひろ
オアシスのような温かい存在の”貴方”に比べて、卑屈になりがちな”ガラクタ”のような”私”。長いこと何かに苦しめられていたようなトラウマをここでも感じさせます。
たとえ”ガラクタ”みたいな私でも、ありのままの自分でいさせてくれてありがとうと”貴方”に伝えているようにも思えます。
そんな”ガラクタ”のような”私”にも救いの手が差し伸べられて、主人公の心が激しく良さぶられる様が”私の鈍った本音を掻き乱す”という表現であらわされていますね。
貴方の腕が声が背中がここに在って
私の鈍った本音を搔き乱す₋引用元:眩暈/作詞作曲:鬼束ちひろ
過去の恋愛におびえてた
何かの怯えてた夜を 思い出すのが非道く怖い
ねぇ、私は上手に笑えてる?₋引用元:眩暈/作詞作曲:鬼束ちひろ
この物語の鬼束ちひろさん自身と思われる主人公は、過去の恋愛か何かにトラウマを抱えていたのでしょう。
”怖い”という思いがただの”ひどく”、”酷く”ではなく、”非道く”と当て字を使っていることから、かなり常識をはずれるほどの恐怖心やトラウマが、過去の恋愛ではあったことが伺えます。
目の前に”貴方”が現れ自分を救ってくれる存在に対して、過去の恐怖心がよみがえって、また束の間の幸せは逃げていってしまうのではないか?という気持ちが”悪魔”がやってくると表現しているかのようです。
今は貴方のひざにもたれ悪魔が来ないことを祈ってる
ねぇ『大丈夫だ』って言って₋引用元:眩暈/作詞作曲:鬼束ちひろ
初めて心が通いあった相思相愛の恋愛
逃げることなど出来ない
貴方は何処までも追って来るって
泣きたい位に分かるから 分かるから₋引用元:眩暈/作詞作曲:鬼束ちひろ
今までは恋愛に消極的だったか、もしくは上手くいったことがなかった主人公のトラウマを抱える恋愛歴のなかで出会った”貴方”。
きっと主人公も心を寄せていたけどうかつに近寄れない…そんな自分に”貴方”は”どこまでも追って来る”ことが分かるというのは、主人公がお互いの気持ちが向かいあっていることに確信を持っていることが伺えますね。
最後の”分かるから”を二度も歌っているところに、その強い確信ぶりが伝わって聴き手に強く、主人公の想いは刺さります!
\「眩暈」が収録された鬼束ちひろさんの作品で最も売れたアルバム「インソムニア」はコチラ▼/
鬼束ちひろのディスコグラフィ
鬼束ちひろさんのこれまでの過去作品についてまとめてみました。
鬼束ちひろさんのシングル初のバラード曲「眩暈」はセカンドシングル「月光」と並ぶ代表作品で、当時エステティックサロン『ラ・パルレ』CM曲に起用され、ドラマ「大学王」のエンディングテーマとして起用されています。
また、第43回日本レコード大賞では作詩賞も受賞しています。
- 2000年2月9日 シャイン
- 2000年8月9日 月光
- 2000年11月8日 Cage
- 2001年2月9日 眩暈/edge
- 2001年9月7日 infection/LITTLE BEAT RIFLE
- 2002年2月6日 流星群
- 2003年5月21日 Sign
- 2003年8月20日 Beautiful Fighter
- 2003年10月29日 いい日旅立ち・西へ
- 2003年11月27日 私とワルツを
- 2000年11月8日 Cage
- 2001年2月9日 眩暈/edge
- 2001年9月7日 infection/LITTLE BEAT RIFLE
- 2002年2月6日 流星群
- 2003年5月21日 Sign
- 2003年8月20日 Beautiful Fighter
- 2003年10月29日 いい日旅立ち・西へ
- 2003年11月27日 私とワルツを
鬼束ちひろの眩暈へのファンの口コミ感想は?
鬼束ちひろさんと言えば、裸足で歌うイメージが強いですが、実はこの「眩暈」を音楽番組に出演して歌ったときから定着したんですね。
そんな鬼束ちひろさんへの「眩暈」に関してファンの方の口コミ感想はどんなものがあるのでしょうか?
\「眩暈」が収録された鬼束ちひろさんの作品で最も売れたアルバム「インソムニア」はコチラ▼/
まとめ:鬼束ちひろの眩暈の歌詞の意味とは?その世界観が天才的!
以上、話題に上っている鬼束ちひろさんの「眩暈」について、その歌詞の意味や世界観について考察してみました!
今回改めて鬼束ちひろさんの「眩暈」を聴いた方って多いと思います。
天才シンガーて一般の人には想い描けないような独特の世界感を持っていると思いますが、特に鬼束ちひろさんの作品は切なくて力強い女性の心を代弁しているかのようで、歌詞のひとつひとつが刺さります。
とても繊細な心をお持ちでそこから生まれる鬼束ちひろさんの作品、もっとお聴きしたいなと改めて思いました。
これからの音楽活動にも期待したいですね!